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"Earthrise", captured by Apollo 8 on Dec. 24, 1968.
“Earthrise”, captured by Apollo 8 on Dec. 24, 1968.

小5の時にNHK特集「地球大紀行」を見て、オゾンホールや酸性雨などの環境問題を知り、強い衝撃を受けました。普段気づかないけれど、地球規模では大きな変化が起きている…小学生にとってはショックでした。この時、初めて「地球を俯瞰する」体験をしました。

ヒト・モノ・カネ・情報が国境を越えるフラットなグローバル時代に、世界情勢が逆回転しています。シリア内戦が混迷を極め、英国が国民投票でEUからの離脱を決定し、トランプ米新大統領が誕生するなど、世界的に保護主義が台頭する中、地球規模で物事を考えることはますます重要になります。

どうしたら地球規模で物事を考えられるようになるでしょうか?私はそのヒントは宇宙飛行士の体験にあると思います。

ジャーナリストの立花隆氏は、著書「宇宙からの帰還」の中で、アポロ計画で月まで到達した宇宙飛行士12人へのインタビューを行い、その大多数に内的(心理)変化がもたらされたことを報告しています。

宇宙飛行士の野口聡一氏は、「眼下にダイナミックに変化する地球を俯瞰するという行為が精神的な安らぎをもたらすことは、筆者を含め多くの宇宙飛行士が異口同音に発する感想である。地球を「愛でる」という経験は単純に景色としての美しさだけでなく、目の前に地球という存在を相対化できることで、人間社会と繋がっていると感じられる安心感をもたらすといえるだろう」* と述べています。

私は趣味で地球を毎日見ていますが、地球は美しく、楽しく、ときに地上での出来事とのギャップに悲しくなることもあります。それも含めて、地球を見る体験を他の方々と共有したいと思い、本サイトを立ち上げました。

多くの方が地球を俯瞰することで、一歩引いた視点で物事を考えられるようになり、不寛容や過激思想の減少にもつながれば、とても嬉しく思います。

庄司 真史

 

* 野口 聡一, 木下 冨雄, 宇宙空間における重力基準系の変化は人にどのような影響を与えるか 身体定位、認知、対人関係の変化を中心に, 社会心理学研究, Vol.30, No.1, pp.1-10, 2014.

* Vakoch, D. A. (Ed.) (2011). Psychology of space exploration, contemporary research in historical perspective. National Aeronautics and Space Administration. pp. 85–86.

宇宙から地球を俯瞰する。